先月、友人に誘ってもらって、生まれてはじめてイルカを海の中で見ました。
見たというより、一緒に泳いだという感じ。
はじめは、少し恐かったのですが、
何度も海に潜っているうちに、
イルカと泳ぐのが楽しくて同時にとても癒されました。
そんなイルカと泳げる島が、伊豆諸島の御蔵島。
御蔵島周辺には、現在150頭のイルカが根づいていて、
日本全国からイルカウォッチングを体験しに人が集まってきます。
島に生息しているイルカというのが、世界でも珍しいそうで、いまだに謎だそう。
御蔵島には、まだまだ手つかずの自然があり、とても綺麗な場所なのですが、
この環境を維持するために、「御蔵ルール」というのがあって、
往復の船や宿の確保ができないと島に来島できない仕組みで、
イルカと泳げるのも、一日2回までとか他にも色んな制限があるのです。
この「御蔵ルール」ができた背景は、
イルカウォッチングのブームによって、人口300人ぐらいの島に、
ひと夏だけで、8000人ぐらいも訪れるようになり、
それと引きかえに御蔵の自然環境が悪化。
島が荒れはじめ、カツオドリやミクラミヤマクワガタ、
希少なランなどの動植物や
イルカの数も激変してしまったそうです。
なので、訪れる方は必ず、「御蔵ルール」を守らなければならないのです。
また少しでも波が荒れていれば、
船が着岸できないので引き返して帰ってくるというから、
なかなかスムーズには行けない島というところが魅力のひとつでもありますね。
御蔵島は、砂浜のない島。
山からは沢山の水が海に流れています。
御蔵の海に潜ると、こんな風にイルカが群れで泳いでいます。
手前のイルカ、片目睡眠中。
イルカの睡眠は、片目ごとに目をつぶって右脳と左脳を交互に休ませるそう。
私たちの姿をみるときは、顔をこちらに「キュっと」向けて、
まるで笑っているように見えるんです。
なんとか近くで泳ぎたいと、思うのですが、、。
イルカの泳ぎは速くてなかなかついて行けません。。
やっと近づけた~と思って、イルカの目を見ると、
「どこまでついてこれるかな~~的な」感じで、じぃ~~っと、こちらを見てきます。
何回か潜っていると少しづつなれてきて、
イルカの泳ぎの中にも入っていくことができました。(必死でしたが。。)
この日は海の中の透明度が悪かったのですが、
旋回しながらイルカたちと一緒に泳ぐことができた、感動的な瞬間でした。
アニマルセラピーの方に聞いたのですが、
私たち人間にとって、もっとも癒してくれる動物はイルカなんだそう。
イルカと泳ぐまでは私も分からなかったのですが、
泳ぐたびに元気になってきているのも確かにありましたね。
(肉体的には、泳ぎで筋肉通でしたが。。。)
とっても貴重な体験。
イルカと泳ぐのがこんなにも楽しいものなんて予想以上でした。
御蔵島の「ドルフィンウォッチング」は超~~~オススメです。
よし!来年も行くぞ~!!