世界を旅するベストセラー作家の有川真由美さんの著書
『質素であることは、自由であることー世界でいちばん質素なムヒカ前大統領夫人が教えてくれたことー』が紀伊国屋で平積みにされていました。
真由美さんが、南米のアルゼンチンとブラジルに挟まれたウルグアイに取材に行かれた時の状況やムヒカ前大統領のお話、大統領夫人であるルシアさんのことなどをお聞きさせていただいていたので、その臨場感もあって、一気に読破。
ムヒカ大統領任期時期は、大統領報酬の約9割を社会福祉基金に寄付をし、貧困をなくそうとする政策を自ら率先として行い、2012年のリオデジァネイロで開催された国連の会議の場でのスピーチはで衝撃的で、感動スピーチとして一気に有名に。
その時のスピーチはこちら
昨年、日本に来日されていますので、知っている人も多いかと思いますが、真由美さんの視点は、大統領夫人であるルシアさんの半生を通じて、まったく違った側面から取材を通じ同じ時間を共有し感じたことを伝えてくれていて、とても親近感がわきます。
ルシア前大統領夫人の半生は、裕福な家庭に生まれたにも関わらず、ゲリラ組織にはいって活動し、数十年刑務所に送られ、その後国会議員となって、ファーストレディとなっていくストーリーは壮絶なもの。
私が一番印象的だったのは、
持たない人生を生きることで生きる意味が見つかり、それは日本人が忘れてしまったものの中にあり、「自分自身を生きること」これにすべて集約されるということ
「幸せは命あるものからしかもらえない」
「もっともっとが人を不幸にする」ということなど、
本当の意味での幸せや生きる意味を今一度見つめ直す機会をもらえ、大切なことを思いださせてもらえる良書でした。
真由美さん、ありがとうございました。
読書の秋にオススメの本です❤︎
『質素であることは、自由であること 世界でいちばん質素なムヒカ前大統領夫人が教えてくれたこと」(幻冬舎)
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