農場にて、形が悪かったり、小さかったり、
割れてしまったりで、年間1000KGもの人参が廃棄されていると聞き、
なんとかしたいと取り組み、
野菜単体よりも人参ジュースというカタチに加工することで、
廃棄される人参を活用することができるのではと、、
話を聞いてなんとかできないかなと思い・・・
そんなこんなで、とある企画がスタートしました。
その後、普通に人参ジュースに加工するだけでは、
面白みがないと思って、もう一度一から企画を練り直し、
ただの栄養価が高い野菜ジュースではなく、
飲むことによって、
体の生命バランス自体が整うものを作りたいと思いたち、
市場に出回っているほとんどの野菜に使用されている
加工されたF1種の種(精子のない種と呼ばれている)ではなく、
次の世代への種採りができる固定種の種に拘り、
バイオダイナミック農法を研究し、
満月に播種して、新月に収穫する月の暦循環農法による
どこにもない人参を栽培する膨大な計画へと拡がっていきました。
そのような無謀な企画チャレンジを引き受けてくれた農場さんは、
広島の寺岡有機農場様。
固定種で作り、月のリズム栽培にて、45年の有機栽培の実績を
もつ農場様の土壌にて栽培される、どこにもない期間限定栽培の人参を
月下人参
げっかにんじん
と。名付けました。
なんとも、ありがたいことで、
農場様では、貴重な種屋さんから、
固定種の「種」を二種類を仕入れていただいて、
実際に試してみることになったのです。
固定種って??
先祖代々同じ特質(外見や味など)が受け継がれてきた種のことで、種を採って翌年も同じ作物を育てることができる。昔ながらの味を楽しめるが、生育が不安定、形が不揃い等の理由で大量生産・大量流通には向かない種のこと。
一般に市場に出回っているF1(一代交配種)は、優良な性質をもつ固定種どうしをかけ合わせた雑種のことで、FI種からは親と異なる性質の作物が多く生まれ同じ作物を育てることができないため、毎年種を買わなければならない。収穫量が多く安定していたり、形の揃いが良いなど、一定の品質の作物ができあがるため、安定生産や供給に欠かせない技術となっている。
(ネットより一部抜粋)
固定種での野菜の栽培は、
出来上がりが不揃いなものが多いですが、
FI種種よりも栄養価が高いと言われています。
どちらが人参ジュースにした時に、味が良いかを確認し、
農薬や化学費用を一切使用しないため、
人参の栽培時に草が生えてしまいます。
炎天下の中、パートさんの女性の方々が
一本一本人の手作業で草取りをしてくださり、
人参が大きく育ちやすいように土をフワフワに
してくださりました。
この人参ジュースは、人参が最も甘みと香りが増す期間のみ
秋~冬の限定栽培の人参のみで、
それらを使った「健康ドリンクとして」人参ジュースに加工し、
試験的に、今年の年始に販売スタートいたしました。
(無添加、無着色、防腐剤なし。全てオーガニックにこだわりました!)
実は、、、第一弾は、早速売り切れてしまい、
(ご購入くださった皆様。ありがとうございました!)
もうすぐ第二弾を一般販売スタートいたします。
ご興味ある方々!是非ともよろしくお願いします。
初めての人参企画。。。
ウンウンと企画を練っている途中は、
トシちゃん(田原俊彦)の「NINJIN娘」の歌が、、
私の頭の中でグルグルと、
「いっぱんでも、にんじん、に〜んじん♪
(年代がバレるね。。)
と、何週間も離れず、「人参」のことばかり考えていました。
毎回そうなのですが、、。
企画を考えるときは、そればっかり考えてしまって、
他のことが入らなくなってしまうんです。
この期間中、、人参を何本食べたか・・・。
(手がオレンジ色になりそうだった)
サクサクできる人が羨ましい。。
おかげで少しは人参のことが詳しくなりましたよ
(🥕ニンジンワールドは奥深い!)
まだまだ語りたい「月下人参」。
次回につづきます・・