「この世の中って、人の思い(想念)で作られている。」
「経済(株価など)も人々の思いで変動する。」
とある経営者の方がいっていました。
この言葉を聞いた時に、なるほどなあと。
確かに、上場会社の社長の言葉や健康状態でも、
株価は下がるし、新商品開発のリリースがあると、
株価は上がる。
為替もそうですよね。円安ドル高の場合は、
ドルの大国でもあるアメリカの経済が強くなってきているから。
特にシェールガスが発明されたことによって、
一大資源国になろうとしている。
そういう背景があって、人々が持っている円が売られるから、
円安になる。
人の行動もそう。
私たちが日々何を思っているかが、行動のベースに
なっています。
私たちが物事に対してどういう風に反応するかが、
すべて私たち個人の想念に刻まれています。
人が自分の人生を謳歌しているかどうかは、
その人が持つ思いがクリアに投影されているかどうか。
思いがあるのに投影されていない場合は、
必ず、相反する思いも内在しています。
思いを投影するとは、相反する思いを抱かないこと。
思考は現実化するというフレーズが世の中に出まわって
いますが、もともと人は「霊長類」ですから、
危険を察知する能力だったり、考えたり、創造したりする力
は持ち得ています。
この世にオギャーと生まれてきて、
幼き幼少時代(6歳ぐらいまで)に周りとの関係性で
自分が生存していくために身につけた考え方や反応の仕方を
何も意識しなければ、大人になっても持ち続けます。
私たちが物事や人間関係でどう考え、どう反応しているか、
というのは、もともと持ち得ているものと、
生まれて生存していくために身につけたものと、
この二つで成り立っているのです。
人の思いというのは、ここをベースに構築され、
「こうなりたいという思い」と
「でも失敗したら、どうしよう」という思い。
この相反する思いがある場合は、
ほとんど、現実化しません。
車に例えると、
進むためのアクセルと止まるためのブレーキを
同時に踏んでいるのと同じ。
進化したい思いと、変化したくない思い。
人は必ず同時の思いを内包しています。
今は、特に日本では、年齢、性別問わず、
自分で生き方を選べる自由な時代になってきているけれども
昔と違って選択肢が多くなり、多様化しているからこそ、
見えなくなっていると思います。
「こう生きれば、将来こうなる」
「こうやって、していれば、老後はこうなる」
という時代ではなくなりました。
生き方のロールモデルが無いのです。
では、この多様化の時代を生きていくためには
どうすればいいのか。
というと、
「私はどうしたいのか?」
という、私を生きることなのです。